吹奏楽でトロンボーンの役割は低音域のリーダー的ポジションだった!
吹奏楽で担当楽器のパート譜を渡される瞬間ってドキドキしませんか?選曲次第ではトロンボーンパートの譜面上に予想を上回る音符の数を見て大変そうだな~と思ったり。
譜面を実際に演奏してみたけれどイマイチ納得できないフレーズを見つけてモヤモヤしたり。役割や表現方法が分かれば解決につながって自信が持てるかも。
役割について知りたいという声が多い疑問点は以下のとおりです。
- あなたの担当譜はアンサンブルにどんな影響を与える役割なの?
- アンサンブルでgoodなサウンドを目指したいけど正しい役割ってあるの?
- 金管楽器の中でも超古風だし異質だけど役割を知ったら自信が持てるの?
あなたに与えられた譜面はアンサンブルで重要なカギを持つことも。特に楽器の特性上2番の役割と責任を知らない場合はアンサンブルが一瞬でガラガラと崩れ始めます!
当然1番や3番もトロンボーンという楽器を担当する以上は自信を持って演奏したいですよね?そこであなたの不安を吹き飛ばすポイントがコチラ!
- あなたの手元にある譜面の疑問は役割を知ることで解消できる!
- あなたが役割を知れば演奏に活かしてアンサンブルを構築できる!
- 役割が知識となり、あなた自身のワンステップ成長につながる!
役割を知ることで自信につながります。あなたの楽器に対する愛着や演奏へのこだわりが芽生えたらステキですよね!素晴らしいアンサンブルを作り上げるには?
- あなたが重要な役割を担っているという自覚次第なんです!
あなた自身の役割を知ること。それは普段の練習に活用できてこそアンサンブルを理解できます。トロンボーンの全体の役割を知ってチームワークを深めることも大切。



音色も奏法も魅力たっぷりなトロンボーン。吹奏楽ではアンサンブルに大きな影響を与えるほどの存在とは一体どんな役割なのでしょうか?
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トロンボーンパート全体の役割とは?
トロンボーンの魅力は何と言っても独特な音色。ソフトで違和感なく中低音域をカバーできるのでアンサンブル全体をほどよくブレンドする役割としてピッタリ!
吹奏楽におけるトロンボーンの役割は以下のとおりです。
- 基本的に伴奏パートという位置づけ
- アンサンブルを程よくブレンドする
- 甘い音色でハーモニーを作り上げる
- 中低音でトランペットを支え音楽の土台を固める
パート全体の動きを見てみると基本的に「休み」なく演奏している印象があります。「伴奏」と「メロディラインとのハーモニー」の両方を兼ねているので忙しいんです。
曲中には楽器をずっと構えていて伴奏パートの役割を担っています。ソロは少ない印象がありますが伴奏から突然ソロに切り替わる場面もあって臨機応変さも必要!
主旋律としてアンサンブルの前面に出る場面もあるので曲の中での活躍度は本当に幅広い!伴奏や旋律を行き来する譜面を見てちょっとキツイかな?というイメージもあるでしょう。
基本的に音色の特徴からゆったりと演奏している様子が見えるので周りに疲れを感じさせません。楽器の構えから音色までトータルでナイスミドルな紳士の美声はアンサンブルでの要。
以下のポイントのように吹奏楽ではトロンボーンの存在自体がとても重要であることがわかります。
- 伴奏でアンサンブルを支える
- 時に勇者のように時に優雅なメロディを奏でる
- チームワークが必須であるパート
アンサンブルで低音域を支えること。芯の部分とも言えるのは楽器の構造上大きな音量を出しやすいからなんですね。伴奏として楽器の特徴を活かしつつ優雅なメロディも奏でる。
実はオールマイティな楽器でした。ふくよかで温かみのある音色は金管楽器の中でもアンサンブルとしても無くてはならない存在ということが分かります。

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トロンボーンのパートごとに役割がある!
トロンボーンの一般的なパート構成は次の通りです。
- 1番(ファースト)
- 2番(セカンド)
- 3番(サード)
- バストロンボーン
注目したいのは1番~3番(バストロ)どのパートが欠けてしまってもアンサンブルが成り立たないという点。吹奏楽では重要なパートとしての位置づけがあります。
大編成の場合は1番~3番まで各2~3人ずつ配置されていて迫力はかなりのもの!音量は人数と比例するので多いほど音の厚みも増幅、より豊かなサウンドが実現可能です。
1番(ファースト)の役割
- トロンボーンパートで一番上の音域を担当
- 伴奏セクションの中で高い音域の安定感を担う
- パート全体をリードする役割
1番は音域が高めでトランペットやホルンなどのパートとアンサンブル全体の動き作り上げていきます。パートとしてどのようなサウンドにするのかを把握しながらリード。
時に1番は試行錯誤しながら曲を吹き分けるというポジションでもあるんですね。曲の構成を考えながらトロンボーンのキーマンとして常にアンテナを張り巡らせます。
特に2番と3番が演奏で迷うことが無いように道筋をつくる太陽のような存在。パート全体をまとめるために指揮者とのアイコンタクトでキャッチ!感性が問われる役割。
2番(セカンド)の役割
- 1番と3番の両側をサポートしつつパート全体をつなげる役割
- ホルンや金管セクションとのバランスを意識してハーモニーをつくる役割
- 1番が演奏しやすいように低い音域で支える役割
どんなサウンドにも共通しますがハーモニー感覚が優れていれば安定感につながります。1番とユニゾンの場合は音量に注意を!低音域が隠れないように2番が大きめに演奏します。
トロンボーンは息を吹き込む圧力によって音が破裂するので要注意!低い音で音量を意識しつつ音割れは厳禁という八方ふさがりに思えますが全て美しいサウンドを目指すため。
- 実は1番よりも、ふくよかで厚みのある音色を求められる!
音のキャパシティが大きいほどgoodなサウンドが目指せる役割です。金管セクションとして重要なポジションでもあり大きな影響力を持ちます。さまざまな方向に意識を向ける必要が!
ロングトーンが多く1番と3番に挟まれる位置関係から音程のバランスは常に課題。それ以上にカバーする力量も必要です。頼れる2番奏者は隠れたリーダーシップを発揮します。
- トロンボーンがアンサンブルでgoodなサウンドに慣れるかは2番次第!
3番のベースラインに1番より低音域で音をのせることでトロンボーンチームのバランスをとります。2番はどのパートよりも技術が必要なポジションでもあるんですね。

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3番(サード)の役割
- 2番よりもさらに下の音域を演奏する役割
- 低音域の安定感を求められる役割
- 低く太い音色で支えつつ包容力も問われる役割
チューバやバスクラなど低音域の楽器としてベースラインを担当します。ベースラインは音色のバランスと吹き方によって支えるので合わせる意識や工夫が必要。
曲中ではベースを奏でているセクションの位置を確認しながら周囲の音を聴く集中力が要となります。アンサンブル全体のバランスを考え低音域を支える演奏を意識するんです。
1番と2番は上の音域を演奏しますが時に3番がリードする場面も。低音域のハーモニーはベースが作り上げる演出力によって曲が美しく仕上がるかにかかっています。

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バストロンボーンの役割
- 強く音量も大きく吹ける楽器としては低音域において効果音的な役割
- マーチの曲では低音域のズレやボヤケを抑止してくれる役割
- 低音域の輪郭をハッキリさせて音量も補強する役割
実は低音域の安定感を担っている存在。いるといないとではサウンドにガラリと変化が!トロンボーンパートとしてもバスパートがあることで安定感が全く違ってきます。
バストロンボーンはチューバなどの低音楽器と他の金管楽器「伴奏軍」とのブレンド役も担っています。トロンボーンの音色のあたたかみに輪をかけたような安心感を与える音色。
ベル(朝顔)部分が大きくチューバと対等に低音域のハーモニーをつくり存在感を存分に発揮!「オリンピックファンファーレ」ではバストロンボーンが素晴らしい役割を果たしています。
バストロンボーンの役割が重要な理由の一つは芯のある音色に仕上げるために迫力ある音量が必要になるから。ベルの大きさ同様に息を吹き込む量も当然のことながら倍増。
基本的にあたたかい音色でゆったり包まれるような気分になれます。トロンボーンにありがちな息の圧力で音が破裂したりするという心配がバストロンボーンには無いんです。
息を吹き込めば吹き込むほどあたたかく厚みのある音色が響き渡ります。低音に豊かなあたたかさと余裕がプラス。基本的にチューバと同じ音程かオクターブ上でハーモニーをつくります。



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まとめ
トロンボーンパートは伴奏に徹するというイメージが覆された!という印象を受けたかもしれません。それはとても重要な役割を知った証であり知識となったからなんですね。
- 基本は伴奏パートでありつつ時に優雅なメロディを奏でる
- アンサンブルを支えつつ程よくブレンドする
- 甘い音色でハーモニーを作り上げるためにはチームワークが必要
- 中低音でトランペットを支え音楽の土台を固める
トロンボーンパート全体の役割とポイントをまとめてみると。吹奏楽でアンサンブルを作り上げるためにはパート全体のバランスが大切だということがわかります。
なにより各パートが協力しあって団結力を高めることが良いサウンドをつくる近道だと言えます。あなたのポジションは大変かもしれませんが「やりがい」を見出せると良いですね。
役割を認識する大切さを知ることでステキなアンサンブルに!この記事があなたの吹奏楽ライフに少しでもお役にたてれば幸いです。
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