2019-03-19

吹奏楽におけるクラリネットの役割!全体とパートごとにまとめたよ

クラリネットへの憧れが強すぎて逆に近寄れなかった当時を思い出し、そのたびに後悔の嵐にみまわれる小心者の茶柱(@chihiro_jessica)です。

 

 

 

吹奏楽アンサンブルのクラリネットって・・・あの独特な存在感って何?

 

 

確かに・・・あの黒い集団はなんと言うか~アンサンブルでも目立ちすぎ?

 

 

ふたりとも~!クラリネットの役割を知ってて言ってたら許さな~い!

 

吹奏楽のアンサンブルでは存在感たっぷりに表現しているクラリネット。コンクールでアンサンブルを見学していると、特に目につくわけでもない曲なのになぜか気になるんです。

 

なんとなく人数が多い気もしますし(実際数えたら多かった)黒い楽器の集団が曲の流れに応じて「同じ方向」に揺れているのもなんだかちょっぴりコワイかも。

 

音色は独特だけれど癒されるのも事実。ただ気になるのが曲の中盤あたりから始まる黒い集団のピロピロが~。曲名や全体のメロディよりも印象が強すぎて夢にまで出てきそう。

 

吹奏楽のアンサンブルで「どうしてクラリネットだけ人数が多いの?」という疑問が多いのも事実。クラリネットってどういう位置づけなの?ということで「役割」を調べてみました!

 

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クラリネットパート全体の役割とは?

 

 

吹奏楽のバンドスコアを見ると1番~3番にバスクラやエスクラと譜面が分かれています。実際演奏するとクラリネットの1番~3番は基本的にメロディラインが多い傾向にアリ。

 

吹奏楽におけるクラリネットの役割とは主に以下の通りです。

  • 表現力に厚みを出すため
  • 独特の音色で表情を豊かに
  • 響きを幅広く

 

クラリネットの人数が多いワケが明らかに。表現力や音の厚みを出そうとすると必然的に多人数が有利。大編成部門のパートの構成を見るとクラリネットは2割以上も!

 

表情を豊かにするためには、あの黒い団体がピロピロと細かいアーティキュレーションで一斉に波のように揺れ始める。ちゃんと理由があったというワケです。

 

以下の奏法などから、クラリネットパートは吹奏楽内では、ほぼ何でも屋さん状態だということがわかります。

  • メロディを演奏する
  • 旋律のフォローをする
  • 伴奏も担当する
  • ハーモニーでバランスをとる

 

作曲家目線で解釈をすると「曲から思惑を読み取る」が大前提であるとか・・・。音の形から曲全体を見てみると基本的なメロディに沿ったバリエーションとも読み取れます。

 

クラリネットが「何でも屋さん」と言われるのは「主旋律」も「他の楽器を支える」ことも「雰囲気をやわらかく」することも可能な楽器だから。あの独特な音色なら納得です。

 

  • 連符が多いワケ

 

まずクラリネットの譜面を見た時にギョっとしてしまうのが「真っ黒」な部分。いくら楽器が黒いからって楽譜まで真っ黒にすることもないのに・・・と思ったものですが。

 

一般的に「ピロピロピロピロ」と聴こえてくるのがクラリネットの譜面の特徴でもあり役割でもあるワケです。細かい音の動きで楽器の特性を活かす工夫がされていたんですね。

 

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クラリネットのパートごとに役割がある!

 

曲がだんだんと盛り上がってくる段階で低音から高音に向かって一気に駆け上がるように演奏するのがクラリネットらしさ。人数が多いほど目立つ部分でもありますね。

 

吹奏楽におけるクラリネットの一般的なパート構成は以下のとおりです。

  • 1番(ファースト)
  • 2番(セカンド)
  • 3番(サード)
  • エスクラ
  • バスクラ

 

エスクラやバスクラは無いという学校もあります。大編成の吹奏楽では選曲から少し異色な面が見えかくれ。人員の多さからエスクラやバスクラは当然配備されます。

 

 

 

コンクールで勝ち抜くために難易度が高い自由曲を選ぶ傾向があるってウワサも?

 

いずれにしても1番~3番の各担当パートがまとまれば迫力に負かされてしまいそうなります。人数が多ければそれだけ盛り立てるチカラも勢いもありますから。

 

 

 

それでは各パートごとの役割を見ていくわよ!

 

1番(ファースト)の役割

  • メロディ
  • 伴奏
  • 高音域

 

メロディとはいわゆる主旋律のことで基本的にはフルートなどと一緒に演奏します。他の楽器に合わせるために高音域は常にキレイな音色を心がける必要もあり・・・。

 

クラリネット自体の音色の美しさも損っては意味が無いと要求や指摘も。メロディラインの多さはファーストならでは。他にも伴奏側のラインもこなしつつ高音域で表現します。 

 

 

 

みんなを引っ張る役にみえるんだけど・・・?

 

よく耳にしたことですが実際フタを開けてみると・・・。曲の中で一番目立つ高音域のラインを演奏しているから「引っ張っているように見える」というのが一般論。

  • 意外に一番簡単?

 

メロディラインを演奏しているので音もリズムもわかりやすいという点がポイント。ただ本当に簡単なのかどうか?というと実は2番と3番の支え方にキモが・・・。

 

2番と3番が譜面の意図を理解するとラインが揃います。その段階で初めて1番が引き立ってくるんです。1番だからと自由きままに演奏するとアンサンブルは成立しないので気を付けたいところ。

 

2番(セカンド)の役割

 

  • ファーストとのハモリ
  • 伴奏
  • 中音域

 

実は1番よりも難しい旋律がある曲もこなすのが2番の役割でもあるんです。譜面上ではメロディとは全く違うパッセージがあったりと独特な動きをすることも。

 

メロディや低音のリズムに流されず正確に譜面の音符を追い続けなければならないことや、他とは違った流れでリズムを刻む時には曲の流れを崩さず正確性を重視。

 

アルトサックスやトランペットとのユニゾンがある曲は中音域から高音域まで網羅するという技量を試されるような場面も。1番のような高音域が譜面上にあれば美しい音色やピッチを意識します。

 

 

 

馴染み系とかって言われてなかった?

 

よく思われがちなのが「1番についていきます」という理由で2番でラクしようとか。実際2番を演奏してみたら「和音」に集中して!とかハーモニー意識!と指摘されることに。

 

  • 意外に大事なポジションだった

 

1番をサポートしつつメロディを目立たせるためにハーモニーを工夫する役割ということで、とても重要な位置づけとも言えます。

 

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3番(サード)の役割

 

  • 伴奏
  • 時にメロディ
  • 低音域でのハーモニー

 

譜面を見たところメロディが見当たらないし「なんだかチョットつまんないな~」という声も聞こえてきますが・・・。実は低音ばかりじゃなく高音までも担当します。

 

基本的にはドッシリ系で深い音色で包み込む低音域が役割なんです。よくよく譜面を見て気が付くのが「低音域だけどコレってメロディライン?」とコレがまた大変。

 

メロディラインをオクターブ下で演奏するということはピッチを合わせることに集中する必要があります。ピッチは基本的に合っていることが前提です。だからこそ音にブレは許されない。

 

ピッチと言えばアンサンブルの全体的なバランスにも関わる重要事項。低音でありつつ「リズム」や「和音」それに加え「連符」や「対旋律」だってあります。

 

主旋律に和音をつくり低音域で音色を支えるということは「和音の基本の音」がしっかりしないと全体が崩れかねない!低音で大きな音量は必然的に求めれられることに。

 

 

 

もはやハーモニーをつくるのに欠かせない存在とも言えるよね

 

曲の中でアンサンブルというものを学び身についてくると3番の重要性に気が付くんです。実は一番やりがいのあるものだったと知ってその魅力にハマる人が続出?

 

  • 実はオールマイティな役割を担っていた

 

縁の下の力持ちというだけではない3番。オールマイティだからこそ影の立役者ではなく実は引っ張っていた!3番こそがアンサンブル全体のバランスのカギを握っていると言えます。

 

エス(E♭)クラの役割

 

  • クラリネットの中で一番の高音域
  • 演奏にメリハリを与え華を添える
  • フルート・ピッコロ・オーボエのアシスト

 

小さくて「特殊な楽器」とも言われています。とにかく演奏すれば目立つ!カワイイ!まさに華を添える役割としてピッタリ。フルートやピッコロ、オーボエとも相性が良いのも魅力。

 

フルートやクラリネットにありがちな「モヤモヤ系」を吹き飛ばしてくれる音。まさに「輪郭」としてメリハリをつけつつ輝きを彩る役割はエスクラならでは。

 

基本的に軽い表現が得意です。でもいざという時ココは強く主張したい!という時にはハキハキと演奏できるので機動性もアリ。やりがいを求めるタイプにはピッタリ。

 

クラリネットのB♭管よりも更に上の高音域であると同時に「音色の特徴」が独特であることにも注目。民族的な曲も得意で少し派手で奇抜な音色を重視されることも。

 

バスクラの役割

 

  • 伴奏
  • クラリネットパートを支える
  • 低音域の芯となる

 

大きさと比例して基本的に伴奏楽器として安定の低音力を発揮しています。クラリネットの音域の低音バージョンで優しく表現してアンサンブルに貢献するのが得意。

 

ファゴットやバリトンサックス、チューバとのユニゾンがあるとバスクラの威力がまるわかり。低音域の中で芯のあるパリっとした音色に変化させることができるからです。

 

まとめ

 

クラリネットと言ってもパート別に見てみるとバリエーション豊かですね。主な役割としては全てのパートに共通することでした。役割を少しおさらいすると・・・。

 

  • 表現力に厚みを出すため
  • 独特の音色で表情を豊かに
  • 響きを幅広く

 

大きな役割をベースに各パートごとにも役割があることもわかりました。「1番が希望だったけど3番になってしまった」なんてガッカリすることもなさそうです。

 

それぞれの役割が重要な意味合いを持っていて各パートがお互いに欠かせない存在であること。役割を知っていると知らないとでは大きな違いがあることも。

 

役割を認識する大切さを知ることでステキなアンサンブルに!この記事があなたの吹奏楽ライフに少しでもお役にたてれば幸いです。

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