うつの症状が重くなったら?精神の障害年金にも額改定のチャンスがあるから諦めないで!

ココロが痛いのに、こんなに苦しいにも関わらず、一向に症状として表面化しないのがうつ病のツラいところです。本当に理解されにくくて困りますね。

血を分けた身内にさえ分かってもらえないジレンマがありますから。身体の障害と比較すること自体が議論を呼びそうですが、精神障害も病気なんです。

五体満足か、それ以外かを人は見た目で判断しようとする傾向があるようです。この事態は深刻で悲しい出来事だと日々感じるのです。でも大丈夫。救われる方法は存在します。

できる事からゆっくりとチャレンジしてみましょう。今回はうつ病の症状が重くなってしまって働くこと自体にドクターストップがかかった場合の影響について。

そして障害年金の3級から2級への額改定について。これは国が定めた社会的弱者のための救済法。私自身も諦めなかったから今も生きています。生きるために国の制度を利用しましょう。

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これ以上頑張れないあなたのための額改定という制度

額改定の制度を利用するにあたっては以下のような順序を経由しました。

  1. 病院で診断書をもらって会社を休職する
  2. 休職中に各種健康保険機関に申請する傷病手当金を受給する
  3. 休職しても会社に復帰できない時に障害年金を申請する
  4. 障害年金3級を取得したら少しずつ社会復帰のための準備をする
  5. 職安などの障害者枠で就活して就職する
  6. 就業中に体調悪化で退職する

今回は私の体験談となりますので、休職時に厚生年金に加入していた場合のお話になります。頑張ってきたからこそ!社会復帰にもチカラが入ってしまうもの。

徐々に社会復帰へ向かって行けば良かったのですが、私の場合は張り切りすぎてしまいました。何もかもに無我夢中という性質が先行してしまったのですね。

額改定申請への始まりは無理な就職活動

通常は障害年金3級を取得していた場合は「かろうじて働くことができる」という主治医のお墨付きをもらって就職活動を開始することになります。

私は以前のように働くことが無理だと自覚していました。ですから通常就労は無理だと判断し、障害者枠での求人を探すことにしたのです。

この時点で既に体力的にも体調的にも無理をしていたのですが、私自身に自覚はありませんでした。働いていないことへの家族からの冷たい視線。

更に集中的な誹謗中傷が就職への意欲を駆り立てざるを得ない状況だったのです。必死の就職活動に職業安定所の担当者も呆れるくらいに。

非情な職安担当者だからこそ意地でも就職するという決意

そもそも職業安定所は障害者枠としての数字を挙げて国に報告して完了。そんな仕事が嫌なのか、障害者差別の気持ちがあったのか非常に冷たい印象でした。

常に「障害者という実態を隠して就職する方が有利かもね」といわゆるクローズ型での就業を勧めてくるのです。障害者枠で就活するということは基本的にオープン型と言います。

私の場合は、ただでさえ思ったことを相手に伝えられないタイプ。クローズ型で就職してしまったら、また無理して働く限界までチャレンジしてしまうでしょう。

不安の中での小さな決意

新たな就職先で、また倒れてしまったらどうしよう。今度倒れたら、きっと一生社会復帰は無理かも。とにかくオープン型で働き口を必死に探しました。

国が提唱している「企業は障害者を2%雇用するように」のわずか2%に何が何でも就職しようと決意したのです。

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偶然か必然か?公務員の世界へ

私が新卒として働き始めた20代の頃、バイト先で知り合った熟年公務員に言われたことがあります。

「資格を取るなら社会人枠で採用されるよ」

そんな風に、よく公務員業界に誘われていました。その頃は趣味を優先したり会社での出世合戦に参加することが楽しくて、あいまいな言葉で断りつづけていました。

目まぐるしい社会の変化やブラックな会社に振り回されるまでは。

無謀すぎるチャレンジ

誘われ続けていた頃を思い出すのも遅すぎるとは思ったものの、何の取り柄も無い私が競争社会から脱輪してしまった以上はオープン型で採用を目指すしかないと思ったのが公務員の世界。

年齢的にも後が無いと考え数人採用予定という限られた枠に応募。チャレンジ自体を社会経験としての思い出にすべく行動したのですが、なぜか一次試験にも二次試験にもパス。

意外ほどスムーズな社会復帰を果たすことができました。自己否定が得意な私が、なぜ合格を勝ち取ることが出来たのか全く理解できません。

精神障害に対する知識が皆無な世界

時代は目まぐるしく変化するもの。公務員の世界と言えども歴史上最も国家に守られてきた教師でさえ、うつ病になったり自らの命をたってしまうご時世。

何が起こるか全く想定できませんでした。職員になってみて、まざまざと知らされたことは、障害者枠で働くという意味を全く理解していない部署の人たち。

そして私自身も。なぜなら私本人がドクターストップを押し切って就職したのですから。当然の報いだと言われれば、それまででしょうね。

頑張ってみた!でも結局は体調悪化

担当部署の人からは毎日のように正規の職員並みに仕事を押し付けられ全く反論できない始末。「できません」の一言が言えないのです。

断れない体質という苦悩は性格的な部分もありつつ、最終的にはうつ病の悪化につながっていくのです。その時に改めて病気という理由で退職した会社のことを思い出しました。

朝、目は覚めているのに全く動けないという恐怖を彷彿させるような事態が。結局は同じような悪化の一途をたどることに。主治医の意見を無視したことを後悔しても遅かったのです。

主治医の意見に背いたからこそ数年という短い期間ですが何とか踏ん張ったつもりです。でもやはり無理なことは無理だったと認めざるを得なかったのです。

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最悪の職場を選んだという後悔

後悔しても遅いのですが就職して困ったことがある場合は職安に相談できることも知りませんでした。かといって効力があるのかどうかは不明ですが。

がんじがらめの退職劇

ドクターストップを無視した行動の末に働くという意味で耐えられなかった点は以下のとおり。

  • 正規の職員の1.5倍の業務量を与えられた
  • 残業が出来ない代わりに昼休みに仕事を強要された
  • 出退勤は毒親の送迎という形が自立出来ていない証拠
  • 病休取得や有休の申請時、上司にケチをつけられる
  • 部署の電話対応を一手に引き受けざるを得ない状況に追い込まれる
  • 企業経験者には到底理解しがたい仕事のすすめ方と業務量

今度こそ心の底から反省しました。主治医の言うことは正しかったのだと。まだ社会に出るには時期が早すぎたのです。結局は休職期間を経て退職することに。

後悔する前に確認したいこと、知っておきたいこと

社会復帰の時には「うつ」や「パニック」といった症状が悪化しないか主治医と良く相談してから決めましょう。主治医は病気を扱う専門家なのです。

日々の体調は当事者にしか分からないという点も多々あるかもしれませんね。今回のことでつくづく感じたことは専門家の意見ほど貴重で需要なことは無いということ。

私のように主治医の意見を無視することが一番危険な行動なのです。だからこそ療養中であっても働きたい気持ちが起こる気持ちが理解できます。

もし症状が悪化した場合は主治医に相談することです。そして障害年金の額改定手続きを検討していることを伝えてみましょう。

主治医との信頼関係は超重要!

結局のところ、せっかく次の職場に採用が決定したと喜びの日々もつかの間。今度は仕事中に倒れる事態に。パニックになり職場から医師に携帯電話で尋ねたほどです。

情報収集で得た額改定という制度

仕事をすること自体に恐怖を感じるようになりパニック発作が何度か起こってしまいました。その頃から病気に関する情報集めを始めるように。

中でも重要なことだと学んだのは主治医との連携は不可欠だということです。障害年金は3級として支給されていたものの退職となると生活の維持が出来なくなります。

そんな不安の中で見つけたのが3級から2級への額改定という制度でした。

医療の専門家と国の制度に関する専門家

額改定という制度と同時に知ったこともあります。それは主治医に診断書を書いてもらう必要があり、その内容によって額改定申請や決定に影響するということでした。

また額改定制度は1度の申請で許可がおりない場合は2度目に覆すのが難しいという情報も。これは必ず1度の申請で許可がおりるようにしなければ!というほどに切迫した状態です。

はじめから一人で額改定の手続きをする気力や体力は到底ありませんでした。これは国の制度に詳しい社労士探しから始めなければということになりました。

社労士に依頼してみたらラクだった

社労士探しには少しばかり苦労はしましたが何とか傾聴力のある担当者にめぐりあうことができました。そして全てを委任することで初めてのラク体験を実感することに。

社労士と主治医の間で

主治医は医師であり法律の専門家ではありません。さらに患者である私も額改定について詳しくないのです。そういう状況から社労士に主治医への手紙を書いてもらいました。

患者以外からの手紙を読んでくれるかどうかも主治医との信頼関係が必須なのです。ある程度の意思の疎通ができていないと額改定へ一歩も進めません。

信頼関係が無い場合は最悪、手紙が捨てられる可能性もあるのです。社労士を通じて普段の病状を訴えるチャンスは、そう何度も訪れることでは無いでしょう。

主治医に対する態度を見直すこと

再診での診察時間は平均3~5分という短い時間。その限られた時間の中で、いかに今の症状がツラいのかを伝えなければなりません。そこでメモ帳を用意するように。

症状を詳しくメモすることで短時間の診察でも何とか伝えることができます。時々メモを忘れてしまうと発達障害によくありがちな多動が出てしまい診察にならないこともありましたが。

それでも普段の短時間での診察は主治医も患者を観察する時間なのです。偽りの私を見せるのではなくツラいことや苦しいことを、ありのまま伝えるように努力しました。

どんな医師も信頼してみることから

主治医が何度か交代した経験をもつ私ですが、実際のところ医師との信頼関係は重要視していませんでした。話半分で診察を終えることもしばしばだったので。

主治医は唯一の存在

ドクターストップを無視した末の行動を反省し、今一度主治医を信頼しているかどうか確認する必要があります。信頼関係は治療にも直接影響するのです。

それは処方箋を出してくれる唯一の存在だから。病気なのですから薬の処方無しには前にすすめません。ですから信頼できる医師を主治医にしましょう。

セカンドオピニオンを利用して第三者目線で観察してみることも大切です。ただし体力も気力も低下している時期ですから混乱しがちなので、くれぐれも慎重に。

症状を十分に伝えていますか?

主治医はこの医師だと決めたら回復への第一歩を踏み出したのだと認識することも重要なのです。信じることは信頼へと繋がっていきます。

信頼につなげるためにも主治医に対しては特に素直になることです。変に疑ったりしないこと。ありのままの症状を毎回伝えるようにしましょう。

短時間では伝えきれないこともあります。メモする前は毎回というくらいに伝え忘れの症状があって、その度に後悔しました。常にメモをするクセを。

主治医を変更するということ

セカンドオピニオンで出会った医師との相性が良くて主治医を変更するために病院を変わることもあるでしょう。その場合も信頼関係を築くことは忘れずに。

私の場合は主治医の都合で変更せざるを得ないことが多発したので特殊だと言えます。セカンドオピニオンでもひどい医師に遭遇することだってありましたから。

主治医を変更するということは処方箋をガラリと変えられる可能性があります。薬が変わると思わぬ副作用に悩まされることもあるので要注意です。

主治医を変更することは大切な命を預けるという意味でもあります。後悔しない医師の選択をしたいものですね。

紹介状を書いてもらおう

主治医を変更したい時は、まずセカンドオピニオンがオススメ。主治医にその旨を申し出て紹介状を書いてもらいましょう。現在の病状の所見や処方薬を書いてもらえるからです。

大抵の病院では紹介状があると順番待ちの時間も短縮されたり予約に関しても優遇される可能性があります。何より初診でありながら紹介状の内容を見ながらですから診察がスムーズ。

傷病手当金の後に社労士を選ぶという方法

傷病手当金を受給中は、ある程度の生活が保障されるでしょう。少しでも経済的な余力があるときこそ社労士を探したり選んだりしておいた方が良いのです。

職場の福利厚生や国の制度を知ること

会社を病気でやむを得ず休職する場合は傷病手当金を申請しますが、永遠に支給されるわけではありません。期間は会社の就業規則や福利厚生によってさまざま。

半年~1年半程度といった期間を把握しておきましょう。傷病手当金の期間中に主治医が復帰を許可する場合を除いて、見込みが無いと判断された時点で次の準備に取り掛かりましょう。

かかりつけの病院の主治医が親切な場合は良いのですが、大抵は患者自らが調べるしか方法が無いのが現実なのです。

国の仕組みを知ること

国の仕組みは税金などの支払う期限には厳しいですが、支給される金銭については請求しない限り一生受け取ることが出来ません。請求にも期限があります。

調べるうちに国の仕組みが分かってくるので勉強にもなるのですが何とも不条理だと思えてくるのです。庶民から詐取することが行政の仕事だと思わざるを得ませんね。

社労士を選ぶポイント

社労士も主治医と同じく信頼できる人を選びたいもの。私が社労士を選ぶ際にポイントとした点は以下のとおりです。

  • 事務所の規模や所在地
  • 障害者への理解力や配慮ができる
  • 障害年金を取り扱う専門家
  • 障害年金に関する実績に強みがある

事務所の規模が大きいから安心というワケでもありません。規模は専門性が高いほど小さくなる傾向があります。何より重要視したいことは障害者への理解や配慮という点ですね。

社労士は代理人であること

社労士に依頼したからと言って何もしなくても良いわけではありません。書類取り寄せのための委任状や病状の聞き取りなどがあります。個人情報を開示する必要もあるわけです。

社労士が額改定の審査を通してくれるのではなく、あくまでも国の制度に詳しい専門家であり申請の代行をしてくれるというだけのことです。

代行してもらえる内容は社労士の事務所によってもさまざま。私は体調が悪化していたため何もかも委任状でお任せできる社労士を選びました。

親身になって話を聞いてくれる担当者であるかどうかも大切なポイントです。

審査が通るかどうかは国の担当者が決めることですから。ただし国に対して給付金などの制度を利用する権利は当事者全員に平等にあることを忘れないようにしたいものです。

まとめ

うつ病などの精神疾患になった私は苦しみは全て何かの罰だと信じてやまない時期がありました。それだけに悩みは増える一方で、更にその気持ちが焦燥感や就業意欲に変わるのです。

結果として病状は悪化。社会復帰のめども立たないほどにツラい時期を過ごす事になったのです。こんなにツラい思いをあなたにしてほしいとは思いません。

だからこそ万が一苦しんでいるなら立ち止まること、休むことの勇気を振り絞ってほしいのです。社会ではまだ差別が横行していることも実体験から得られた事実。

主治医との信頼関係は治療方針を決めることにも、社労士などの外部とのやり取りに協力的になってもらえるかどうかに違いや差が出てきます。

相性が合わないからと安易に病院を転院するのも考えもの。信頼関係は1日で築けるものではありません。同時にうつ病などの精神疾患は急激な回復でなく非常にゆるやかなものなのです。

安静にできて治療や回復にじっくりと取り組めるように環境を整えるのも、またあなた自身なのです。私は主治医の意見に反発してしまい後悔しています。

なぜなら順調に回復するはずの時間を就活や無理な就職に使ってしまったからです。後悔したからこそ社労士に頼るという選択をしました。

社労士は必ず必要だとは言い切れませんが、社労士に頼ることも選択肢のひとつとして考慮すること。それは結局あなた自身のためであり、私のためでもあるのです。

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