2018-10-31

彼女のこと嫌い?もう限界!恋の嵐は今日も吹き荒れる

彼女への気持ちがわからなくなってしまって嫌いになったかも。そんな相談を受けたことから悩むカレから話を聞くことになったのですが。

よくよく話を聞いているうちにカレは本当に彼女のことが好きなんだなと感じるように。つくづくカレに思われている彼女が羨ましくなりました。

嫌いって好きの裏返しでもあるんです。カレが「君とは、もう限界なんだよ」と言った時。それはカレがすごく悩んでいて混乱している状態。

「限界なんだよ」とコトバにするくらいに好きなワケで「もう、どうしたらよいか」わからなくなっているんですね。おそらく相手の彼女も同じように悩んでいたり。

女子の感性とも言えますがカレの混乱を少なからず感じ取っているもの。そんなカップルたちの悩みをカレらが自ら答えを見つけるまでを追ってみました。

正直なところ好奇心も無きにしも非ずで。私は何かをテーマに取材するワケでもなく話を聞いていたのですが。だからこそでしょうか、カレらは正直に語ってくれます。

今も昔も変わらない恋模様。今回はカレ目線で「カップルの好きと嫌い」を実話ベースにライトに書いてみようと思います。果たしてこのカップルはどうなるのか。

今一緒にいるだけで幸せ!一緒にいるだけで楽しくって仕方がない。そんな恋物語にも必ずやってくる嵐。あなたは、乗り越えますか?それとも避けますか?

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彼女のこと嫌いになりそう?

真夜中だったかな。オレ残業で疲れて完全熟睡モードだったんだよね。そういう時に限って容赦ない着信音が鳴る。マナーモードにしとくんだったって後悔したけど遅かったよ。

手探りでスマホ耳に当てて相手を確認することなく言ってしまった。「・・・はい」

彼女からの電話

彼女の電話は、いつも容赦ないタイミングだ。これってなんなの?

「あ、寝てたの?起こしちゃったかな?」

オイオイ、このタイミングに言うセリフ?いや、最初はね。付き合いだしたころはこの甘ったれた声が魅力だった。確かにオレが惚れやすいツボってヤツでさ。

でもね今引いてるんだよ。無茶苦茶引いてる。うん軽く500mくらい?

眠すぎる会話

「あ~そうだね、うん・・・寝てた」なんてオレも当たり前のこと言ってしまう。これからマナーモードか電源切っておこうって誓うんだけどね。毎回のことながら忘れてしまう。

「あ、ごめんね、おやすみって言いたくって電話しちゃった」

彼女言うんだけど、今何時だと思ってんだよ。壁の時計を見ると午前2時だった。

睡魔と闘うオレ

「・・・うん、おやすみ」オレは最大限ゆっくり丁寧に言ったつもりだったんだ。だけど彼女には通用しないみたいだった。

「冷たーい、アツシって最近冷たいよね、ね」

やっぱり始まっちゃったよ。オレの名前を呼び始めたらこれ実は合図なんだ。一体なんの?って思うでしょ?

「いや、マジ今日も残業キツくてさ、速攻爆睡だから、ごめ・・・」謝ろうとしたオレなんだけどね。要するに冷たーいのは彼女なわけでオレのツラい気持ちを彼女全然聞いてない。

「でね、今日カスミがさ、ほんとビックリだったんだよー」

彼女は友達のカスミって子の話を始めるんだよ。ま、半分夢の中で話聞いてる感じっていうの?でも、さすがにね10分が限界だね。もうギブギブって感じなんだ。

若い彼女の罪と罰

「ちょっ、モエカ~あのさ・・・頼むわ、今日マジしんどいから寝る・・・寝るよオレ」彼女の名前を意識して呼ぶのにも本当に疲れた。だけど今のところ話の中断には効果あるみたいなんだよね。

「え、なになに?アツシ大丈夫?ツラいの?」

そうだよツライよ、オレ辛いんだよ。なんて即答したいけどお互いの空気感の違いってなんだろ。彼女は違うって言いたいのかってくらい声にハリがあるんだよね。

いつからだろ?そうだオレの彼女はちょうど10歳年下なんだよね。10年のジェネレーションギャップはさすがにキツいと思うことあるよ。

オレもうアラサー卒業間近だしね。彼女は大学出てから団体職員してる。だけど本当に仕事してんの?ってくらいお気楽モードなんだ。正直羨ましいって思うよ。

彼女、スネる

「・・・モエカあのさ~ほんとゴメン、今日は勘弁してほしい」彼女に懇願するオレって何なんだ?ここんところ毎晩これだから今日は限界を伝えようって思う。

ほんとにそう思うんだけどね。

「だってカスミがね、アツシのことアヤシイって言うから」

あっまたそうキタか!

「一体、何がアヤシイっていうんだよ」オレは即座に言った。「・・・あのさ~あやしくなんかないからさ、なんにもないってマジ仕事オンリー」

つい勢いに乗ったみたいな答え方をしてしまった。ヤバいしまった!と思ったときには遅かったんだ。

意識モウロウ、そして爆睡

「あっそう、仕事の方が大事なんだ?」

ってさ彼女の口調が強くなったんだ。オイオイ待てよっていうか女子ってみんなそうなの?なんで、彼女と仕事を天秤にかけなきゃいけないんだって意味わかんないんですけど。

ちょっと叫びたい気持ちになりながら一応言わなきゃって思ったんだ。

「・・・あ、ゴメン、そういうことじゃ、ない、から、さ」オレはたぶん、おそらく何だかそんな感じのことを言ったんだと思う。意識がないっていうか寝ちゃったみたいで。

うん、まぁ要するに爆睡したんだよね。

驚愕の通話時間

ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピピピピピピピ・・・・・・

いつも通り目覚ましを手探りで探す。サイドテーブルの時計を探り当ててスイッチを無意識に切る。オレは二度寝しないタイプだから寝落ちは普通だと思うんだよね。

その証拠にスマホが枕の下敷きになってるし通話時間みてビックリした。4時間32分!なんなんだよ、ちょっと待てよ今7時だからえっと、さっきまでずっと通話状態だったってオイ!

毎度ながら頭抱えてしまうわけで、ほんとコレどうしようかと思ってるところなんだ。しかも朝いつものパターンでメールが届いてたりするんだよね。

「アツシ疲れてたんだね、寝息聞こえてたよ!」って正直そんな情報いらねーし。

彼女のこと、嫌い

オレの仕事が忙しくなったのは、ここ半年くらいなんだ。休日返上で働いて残業もしてってパターン。もちろんデートも半年前と比べたらほぼ会ってないような状態だったりする。

このままじゃ自然消滅ってヤツかなって、そういうパターンかななんてね。それよりオレの方が仕事の疲労でピークに達してぶっ倒れるかもって感じだよ。

更に夜中に彼女の電話ってパターンの上乗せってオレもう何もかも嫌になりそう。彼女のことも正直嫌いになりそうだ。もしかするとホント嫌いになったのかオレ?

なんて最近自問自答していたりするんだよね。

3年目の・・・?

オレと彼女は付き合って3年くらいかな。ほら何事にも節目の時期って到来するしね。そろそろ何かが起こりそうって感じはしてたし実際今そんな感じなんだ。

本音を言ってしまえば申し訳ない気持ちだってあるよ。彼女に会えないこと寂しい思いさせてるってこと謝りたいくらいなんだ。だから本気で嫌いになるのとはちょっと違うかな。

まあ、そんな感じで好きなのか嫌いなのかという愚問ばかり行ったり来たり状態っていうのかな。

わかってあげたいけど、もう疲れた

かなり年下ってこともあるし恋を実感したいだろうなって思うよ。そういう年頃ってあることくらいオレだってわかる。オレの配慮が足りないのかなっていう妙な自覚はあるんだよね。

オレの仕事の状況が許してくれないっていうかタイミングなんだよね。要するに今はタイミングが全てみたいな感じ。会いたいっていう彼女のことをワガママだって思うオレって小さい。

彼女のわがままを聞いてあげたいって気持ちは確かにある。だけどさ正直疲れるんだ。文句言われるときなんかは特にね。

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彼女のこと嫌いになったかも、でも本当の気持ちは

お互いに一人暮らしだし気楽なんだ。でも最近忙しくなったオレに対して微妙に厳しくなってきたんだよね、彼女が。そういう彼女をストレスだって思うこともある。

正直ストレスは着実に蓄積されてるよ。彼女に関するストレスってことで考えてみると確かにちょっとキツいよね。もちろん仕事がこんなに忙しくなるなんて予想外だった。

時々大丈夫かオレなんて思うんだ。

彼女、なぜか怒る

彼女が最近メールや電話でよく怒るんだけど何だろ?この違和感。なんでオレが怒られなきゃいけないんだ?よく理解できていないオレは時々考えてみる。

でも、やっぱりわからない。そういえば最初は会えないことに対してスネてるんだと思ってたんだ。でも最近彼女のメールって絵文字が怒ってるんだよね。

思わず二度見するから間違いじゃないんだよ。ほぼ毎回絵文字が怒ってる。ここ最近ずっとそんな感じなんだ。

駆け引きあるある?

いよいよ彼女のこと嫌いになったなと思った瞬間が来たんだ。ある日のメールで。

「私とどっちが大事なの?」

その瞬間だった。バリンって頭の中で何かが割れる音が聞こえたような気がした。そのメールの一言でオレやっぱもう無理だって。

もう彼女のこと嫌いになったんだってね。本当の気持ち?どうだろう今はとても考えられない。考えられる状況じゃないっていう感じかな。

仕事が落ち着いてからじゃダメかなって聞いてみたい気もするよ。だけど、それってオレの都合を押し付けるみたいになってしまう。ちょっと躊躇してるんだよね。 

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彼女のこと、もう限界かも

先週やっと仕事にキリがついて、つかの間の休日だったんだ。まだ彼女は明らかに怒ってた。オレだって限界かもみたいな気になっていた。

だけど一度実際に今の状態で会ってみたかった。本当に嫌いなのかどうか確かめたい気持ちもあった。だから、とにかく会おうって話になった。

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矛盾な気持ち

部屋の掃除もそこそこに切り上げたんだ。状況は最悪かもしれないんだけど久々のデートだ。オレ自身なんていうか不思議な感覚っていうかね。

嫌いって言っておいて、なんなんだけど彼女とやっと会えるとかってね。彼女の顔を見られるんだとか思っちゃうわけ。わかってる。それってなんか矛盾してる気持ちだ。

でも単純に会えるからうれしいって気持ちの方が勝ってた。そんな感じだった。

むくれる彼女と引きつるオレ

待ち合わせは、いつも通り彼女の家の近くの最寄駅にした。いつも通り彼女は遅れてきたんだ。だけど、オレは基本的に人を待たせるのが苦手だから気にならないんだよね。

彼女は遅れてきたってのに、いきなりの沈黙だよ。むくれてんの!やっぱ怒ってるんだって確信したオレは極力笑顔をつくりつつ頑張って言ってみた。

「よっ、久しぶり!ごめん忙しくってさ、今日はモエカの話も沢山聞くよ!だからさ・・・」ってな感じでオレなりに一応謝ったつもりだった。

妙な感覚もありつつ会話始めようと思ったんだよね。会えなかったのはオレの事情だったんだし反省の雰囲気出来る限り作ったんだよ。

顔も表情っていうか笑顔っていうか無理やり作ってみた。もはや笑顔っぽい、としか言いようがないオレの顔なんだけどね。一応彼女にアピールするつもりで、つもり笑顔を向けてたんだ。

でも彼女は「・・・」案の定無言だよ。それにオレのこと一応確認するみたいに一回見て、それから視線そらしたんだ。

無駄な努力

彼女のむくれた顔見てオレは、なんだかザワザワした気持ちになってしまった。もはやオレの顔は、ちょっと笑顔っぽいというより引きつったような変なお面みたいだった。

オレは、ぎこちなくも言い続けたんだ。「・・・あのさ、モエカにはほんと悪いと思ってる、ごめん!」だめか?相変わらず彼女そっぽ向いてるよ。

「最近ほんと仕事ばっかで悪いって思ってるから、だから、機嫌、なおしてくれないかな」一生懸命言ってみたんだけどダメな感じだった

彼女の沈黙

オレは話しながら彼女の視線を追ってみたんだ。彼女の視線の先には仲良しカップルがいた。オレから見ても羨ましいくらい仲良さそうだった。

オレは、なんだか悔しくなって考えてみたんだ。彼女の沈黙を破るには、どうしたらいいのかってね。もう、これはとりあえずオレがなんとかしないとダメなんだな。

グルグルと考えて、ちょっと勢いづいた感じもあった。だから、彼女に話し続けたんだ。「あのさモエカ、いつものキャラメルラテとか飲む?それか軽く食べる?」

なんとか言ってくれよ、頼むよ!

「行きたいとこ、あったら言って?連れてくからさ」って言ってみても無言だよ、どうしたらいいんだよ。「オレのことで怒ってるんだよね。今日は何でも聞くよ。頼むから許して!」

まるで拝むように立て続けに言ってから気が付いたんだ。あれオレって、こんなキャラだっけ?それくらい必死感出してたんだ。本当にこれでもかって思うくらいにいっぱい喋った。

正直、沈黙がコワすぎだんだと思う。

こういうデート?

さすがにオレはその後もずっと喋り続けてた。だから何だか言ってることもタドタドしくなってた。なんだかヘラヘラしすぎて彼女の召使いかってくらいだったよ。

もう明らかに彼女の顔色を右から左から伺いまくってた。これはオレのキャラじゃねぇよ!って自分にツッコミ入れちゃうくらいだった。

普段と違う自分を演じてるって思ったとたん、どっと疲れがやってきた。これ、もしかして違うかもって思ったりしてしまった。二人とも沈黙っていう流れに。

彼女本当に何にもなんにも言わないし完全に無言だよ。逆に無言貫くのツラくない?って聞きたくなるくらいだった。でもこれ以上変に気をつかったりもできない。

勝手に店に入ったりとかも出来ないでいた。オレって忙しさを理由にしてデートの基本さえ忘れたかって思ったね。

つないだ彼女の手が、冷たい

大した距離じゃないんだけど彼女が先だったり並んだりしながら歩いてた。オレが信号の手前で彼女の手を引っ張ったり、しばらくそんな繰り返しだった。

休日だから人通りが多いってのもあったね。それに歩きながら今の状況とか、ちゃんと会話するのは無理だって思った。だからオブジェが立ち並ぶ遊歩道に向かって彼女の手を引いていったんだ。

ベンチまで彼女と久々につないだ手が気のせいか少しだけ、冷たかった。そして二人して座ったんだ。相変わらず沈黙が続いたままで、これじゃ日が暮れるかもって思った。

心地よい風と癒されるオレ

果てしない無言の時間を想像しながらオレは急に眠くなってきた。なんだろ油断ってこんな感じなのかな?椅子に座ったことで、ちょっと安心したのかな。

ちょっと腕組みしながら軽く目を閉じてみた。あ、今日の風ってこんな心地よかったんだ。少しだけ風に癒されたのかオレは落ち着いて言うことができた。

「モエカ、あのさ、オレ本当に悪いって思ってるんだ」やっぱり無言の返しだ。「ほんと、どうやって謝ろうかなって・・・考えた」相変わらず反応さえないよ。

「それに、モエカが黙ってる理由がオレだっていうのも分かるしね」そこまで言って、これ以上はオレ無理だって言葉は飲み込んでしまった。

彼女の言い分

「そうなんだ・・・」

心地よい風にのって彼女の声が耳に届いた。でも、それだけだった。また沈黙の時間が到来した。どれくらい経ったんだろうって思った時だった。

「スマホ、電源切ってなかった?」

彼女の不意打ち?え、そこに怒ってるの?って感じだった。説明しようと思ってたことだからオレは言ってみた。「あのさ、イヤあれは」

彼女はオレの言葉をさえぎるように言った。

「もうウザいって合図でしょ」

正直オレは思ってしまった。なんだ、わかってくれてたのかってね。でもこの雰囲気マズイよな、かなりマズイはずだ。何も言えないオレにトドメの一言がふりかかる。

「もういいよ、ウザいってことならもうメールも電話もしないから」

彼女の言い方から分析すると明らかにさっきより怒りのレベル上がった感じだった。

最悪の展開

「・・・あのさオレが言いたいのは、そういうことじゃなくって忙しいし残業だったし」オレなんで言い訳みたいなこと言ってるんだろ「夜中の電話だし無理だったんだって状況がさ・・・」

つい言い出してしまい。ヤバ、オレも乗っかった感ある?これは、もはや収拾つかないっていう展開なのか?どうしたらいいんだ?急にオレは混乱してしまった。

「スマホの電源切るくらいのことなんでしょ?」

そう、わかってくれてるなら話は早いよな。

「よっぽど疲れてるって証拠なんだし、もうわかったからイイ!」

彼女はそう言ってからオレの方を見ることもなく立ち上がった。え、わかってくれたんじゃないのか?何なんだよ!その語尾が気になるんだよ!なんて言いそうになった。

オレは正直面くらった。立ち上がった彼女は、そのまま歩いて行ってしまった。追いかけるべきか?いやオレ謝ったよな。それより何かもうケンカみたいになるのも疲れてしまった。

ちょっと、このストレス限界かもって思った。だから追いかけるような体勢にならないままオレはただ座ってたんだ。

オレの限界

茫然としていながら何だかオレの頭の中は騒がしかった。思いつく限りのオレの限界ってのを思い起こしながら全て彼女のせいにしようとしていた。

ちょっと可愛いからって何なんだよ!オレは騙されたんだとか完全にひねくれ坊主だった。気分は最悪だし無性に胸くそ悪いしどうしようもない感情が吹き荒れていた。

こんなの後味悪すぎるし正直悪いことばっか考えて勝手に疲れてた。追いかける気持ちなんて、とっくに消え失せていた。いろんな意味で限界かなと思うしかなかった。

きっと、これがオレの限界なんだ。そう、これ以上の限界を超える必要があるのか?オレは完全に脱力モードで、だらしなく座ってるしかなかった。

そして頭の中で自問自答するもヤケクソだった。状況はオレの仕事が忙しかったってことだ。それが彼女にどれだけ寂しい思いをさせたのかといういこと。

そんなこと、わかってるつもりだった。でも仕方がない。たとえ他に理由があったとしても今日聞くことさえできなかった。

この状況を喜ぶべきか

でも頑張ったよなオレ。彼女に直接謝ったことだけでもかなり頑張った方だって。自分を褒めるなんて変かもしれない。同時に本格的な睡魔が。

疲れと共にやってきてることに気が付いた。ゆっくり、のっそり立ち上がったオレは彼女の行ってしまった方角を、ただ何となく見た。そして反対方向に歩き出した。

その時、ちょっとだけ後ろ髪ひかれる気持ちもあったのも確かだった。その反面今から部屋に帰って昼寝できるって喜んでるオレもいたんだ。

部屋に帰ったオレは本当に翌朝まで爆睡した。

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彼女との別れ?本気で向き合ったのか

つかの間の休日だったとはいっても仕事の山場も越えたタイミングだった。そういうこともあって残業も少しずつ減っていったんだ。それに休日も休めるようになったんだ。

でも、そのころには彼女からの連絡は無くなっていた。オレも何となく連絡しなかった。仕事が一区切りついて余裕ができると少しずつだけど彼女のことを考える時間ができた。

かといって今更なワケだし答えのない問題を考えるようなものだった。本当に彼女のことが嫌いになったのか考えてみたりした。だけど答えはやっぱり出てこなかった。

複雑な気持ち

彼女、今どうしてるかな。気が付くと思いふけっているオレがいた。情けないかもしれないけど嫌いになったワケじゃない。なんだか別の感情がどこかにあるような気がした。

毎日のように残業してたときを思い出すことも。彼女は夜中にオレの都合もオレの言い分も無視して電話してきたんだ。彼女の無神経さに疲れたんだ。

嫌いっていうより、もうやめてくれっていう抵抗感がオレの中で渦巻いていた。

オレの罪悪って?

じゃあ本気で嫌いになったのか?って考えたりすると、ちょっと変なんだ。すごく嫌いだってのもちょっと違うような感覚がある。オレの仕事の都合だとしても。

それに全く会わなかったわけじゃない。ただ会える余裕のあるうちに、その時ちゃんと説明しなかった。今更だけど罪悪感みたいな感情もあったんだ。

そうだあの時は、なんて考えることがあった。いつまで忙しくなっていくのかが全くわからない状況だったんだ。彼女に伝えなかったこともある。

オレの方から当分連絡できないかもってこと、ちゃんと伝えていなかった。夜中の彼女からの電話だって本当は、すごく心配してくれてたのかもしれない。

もっと早い段階でオレに出来ることがあったって今更ながら気が付いたよ。例え早い段階での対策を怠ったんだとしてもメールとかで伝える方法はあったんだ。

考えだしたらオレは罪悪感の塊になり果てていた。

最悪なオレ

歳の差カップルってことで妙な感覚にとらわれてた。オレのことを理解してほしいなんてワガママ言えない、なんて決めつけてた。彼女に理解を求めようなんて。

そんな事は最初から諦めてたのかもしれない。彼女の顔色をうかがっていたのは本当はオレの方だった。彼女がかなり年下だからって理由で理解しあえないって決めつけていた。

オレは彼女に当分の間は会えなくても耐えてくれ、なんて言えなかった。なんだか急に情けなくなってきた。オレって、いい歳してウジウジ考えてるよ。

なんだよオレってキモいよ、ゾッとする。オレって救いようのない大馬鹿野郎だ。

彼女のこと嫌い、でも好きだ!っていう矛盾

自信は無かったんだ。最初からね。だってオレ負けたって思ってたから。彼女を好きになったのはきっとオレが先だったはずだ。でも彼女が先に声をかけてきてビックリしたっけ。

そんなことを、まだ鮮明に覚えてるんだ。

彼女は新キャラ

思い起こせば最初からオレのキャラじゃない場面に遭遇しまくってた。毎回彼女に驚かされたり喜ばされたりと完全に彼女のペースにのみこまれてたんだ。

だからオレはオレっていうキャラ、なんて言うとクサすぎるよな。彼女が今までにオレが出会ったことのない新キャラだったことは確かなんだ。

圧倒的に負かされた感を味わいながらも彼女の可愛さは何ていうか別格なわけで。考えてたらオレは彼女のこと好きなんだきっと。まだ残ってるんだ。

彼女のこと知りたいとか一緒に笑いたいとか、そういう感情がある。目の前の曇り空が急に晴れたみたいに気付いた。

オレのアンバランスな言動

「あ、モエカ?オレ。あのさモエカのこと・・・やっぱダメなんだオレ、なんかさ・・・」考えてる最中だったはずなんだけど彼女に電話していた。

オレっていつの間に?完全に無意識ってヤツでオレ自身の行動を疑った。

「もしもし・・・アツシ?えっ?ほんとにアツシなの?」

彼女にも不意打ちだったみたいだ。そうなんだよな、こうやって突然電話することなんて無かった。彼女に関してはね。だからビックリさせたのは初めてってことになるかな。

いいのかオレ、どうしたオレって軽くパニックだよ。電話してるオレが一番ビックリしてた。

彼女から、意外な告白

彼女の声を聞いて唯一わかったことは今怒ってないってことだった。そして、どこか外にいて騒がしい。電話越しに聞こえる声は色んな音に紛れていた。

このままじゃ彼女の声も聞こえなくなる気がした。オレの気持ちのザワつきって感覚がだんだん大きくなっていくんだ。また無意識に声に出して言ったんだ。

「今どこにいるんだよ!オレさ、モエカに話があるんだ。迎えにいくから今の場所、教え・・・」言い終わらないうちに彼女の声が重なった。

「アツシってば!もう本当に待ってたんだから!大好き」

また彼女ってオレの話聞いてないんだ。だからオレの話をさえぎるの、やめろよって言おうとしてふと我に返った。ちょっとまてよ彼女今なんて言った?

彼女の電話口からは既に色んな音が混ざりあって響いていた。

嫌いになりそう、でも好きなんだ

ほんっと、もう何なんだよ!とか思いながらオレも彼女のこと好きなんだって確信した。確信させられたんだよ。完敗だよ!オレの負けなんだ。

たぶん彼女は新しいジャンルの子なんだ。オレにとってはね。だから負けたっていいんだっていうか変な開き直りみたいな気持ちになっていた。

こういう形の付き合い方もアリなんだって思った。オレは彼女の居場所を当てずっぽうで確認した。そしてオレは部屋を飛び出した。

彼女のこと嫌いになりそうだけど今は好きなんだ。オレどっちなんだ?って思ってもどっちもアリなのかって、しばらく自問自答するんだろうな。

でもいいや!今は彼女の隣には確かにオレがいるんだから。

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