海外ドラマの魅力を、原産国別に検証していくシリーズです!今回は韓国編第二弾!国別、ドラマ&映画について、独自目線で解釈していきます。さらに多少おせっかいな独自解説もついております。
ひとりの視聴者でありファンとして魅力たっぷり解析していこうと思います。
第一弾はコチラ ⇒ 海外ドラマの魅力にメロメロ!のワケを勝手に大検証(韓国編)
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検証その3 場面展開、各シーンについて
第一弾では脚本のカラクリや登場人物の繊細なる設定を検証してきました。
(気になる方はコチラ ⇒ 海外ドラマの魅力にメロメロ!のワケを勝手に大検証(韓国編))
でも、まだまだ魅力があるんですよね。というより勝手に大検証してみると本当にヤミツキになります。第二弾は場面展開やシーンについて検証してみましょう。
場面展開が確立されているから視聴者はコントロールされる
場面の展開は物語のジャンル別でうまく視聴者をコントロールしています。物語の進み具合や序盤、中盤、終盤にうまくカテゴライズされています。さらに、メリハリのある展開!
メリハリって本当に大切だと痛感してしまうほどで観ている側を見事に巻き込む仕組みに仕上げられています。油断大敵!強烈で衝撃的な事実発覚、いうシーンに遭遇するわけです。
物語に集中できるよう促されるという「巧妙な設定」が仕掛けられているのです。
ありえない展開が随所に待ち構えている
物語の序盤は、戸惑うこと多々あります。ひとつの物語のはずなのに、場面展開がいくつもあって、ついていけないですよね。慣れていないと、ひとつのストーリだと思えないかもしれません。
同時進行でありつつ、全く別のストーリーを観ている錯覚に陥るのです。
衝撃を受ける展開
序盤に衝撃的なシーンが多く設定されているのはなぜでしょうか。同時進行していた別々の物語が一つに繋がっていくように見えるのはなぜ?物語の冒頭から必ず起こるシーンは以下のとおり。
- 幸せな家族が突然、離散してしまう
- 大きな交通事故に巻き込まれてしまう
- 平凡な市民生活を脅かすような、事件が起こってしまう
第一話なのに序盤なのに、こんな展開があっていいの?という驚きのシーンが連続して発生するのです。当然のことのように視聴者は、ありえない展開に無意識に巻き込まれていきます。
そして、あらゆるシーンの魅力に引き込まれ続けるのです。
ジレンマの連続
中盤にはニアミスの連続でヤキモキするシーンが多く配置されています。物語が進んでいくと点が線につながるヒントを発見することになるのです。ところが、そう簡単には進まないジレンマが待ち構えています。
- 主人公と運命の相手の出会いを阻む、事件や事故
- 離散した家族が近くに住んでいながら、ニアミスが起こる
- 物語のキーマンとなる登場人物が、いつまでも昏睡状態
- 大きな事件が解決しないまま物語だけが、淡々と進行していく
物語が100話くらいのボリュームの場合50話ほどに差し掛かると、また問題発生なのです。謎解きヒントの登場で、ひとときも安心することができません。
序盤の衝撃や強烈な物語の展開が忘れられないまま中盤を迎えることになります。中盤では物語の中枢部が徐々に見えてくるので推測が確信へと変化していきます。
物語は解明するヒントを散りばめて誘導するので絶対こうなるという確信を持ってしまう不思議なシーンばかり。そして妙な満足感に浸ることになるのです。
でも実はその満足感こそ物語に操られている証拠!
点が線になる爽快感
終盤に差し掛かってくると、物語に隠されていた真実が明らかになっていきます。序盤の衝撃のシーンを織り交ぜつつ、現在進行する物語と場面をうまく重ねていきます。
そうすることで「そうそう、そうだったんだよ!」と探偵気分を味わえるワケです。探偵気分になれるとでもいいましょうか。
- 真実の愛を見つける主人公
- 不遇の連続や、事故の真相が明らかになり、謎が解けていく
- 事件のカギをにぎるのは、事件から最も遠い存在だった意外な人物だと判明する
物語の場面展開の組み合わせが大きなヒントとして何度も登場します。そして、あらゆる場所にちりばめられたヒントを拾い集めていくのです。
序盤からの点が終盤で完全に線になる過程を目の当たりにするんです。でも実は物語を観る視点や感性によって解釈の仕方を問いかける場合もあります。
共感が最大の魅力
謎が謎を呼ぶ物語では、なぜか巻き込まれたような妙な気持ちになるのです。が、それらが巧妙な仕掛けによるものだとは不思議なことに気が付きません。
登場人物たちに、いちいち共感しながら物語と共に進んでいきます。場面展開の魅力に惹きつけられた証拠だと言えるでしょう。魅力を持続しつづけてしまうから、という以外考えられないのです。
点が最終的にすべてがつながるというパターン
毎回同じようなパターンなのに、なぜでしょう。ドラマの構成のカラクリだと分かっているのに、なぜ?わかっているのに観ることをやめられないのは、なぜなんでしょうか。
ストーリー構成が緻密かつ意外性を秘めていることが決め手となるからでしょう。おそらく次回も違う物語を同じ目線で観るに違いありません。
似たような場面展開や似たようなシーンに遭遇することがわかっているのになぜ?それは、涙したり怒りや悲しみという「共感」にとりつかれてしまっているからなのです。
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検証その4 キャストの演技力について
お国柄や文化などによる考え方が、あまりにもユニークなのです。ユニークを見つけてしまうと、なかなかその魅力から抜けられません!
韓国芸能界の謎?アイドルだって〇〇な演技?
ドラマに魅了されるのは、キャストの演技力も要となるストーリー構成が確かに存在します。韓国ではアイドルやモデル出身だからという理由でキャラ設定されていないようです。
演技に関する厳しい姿勢が垣間見えます。むしろ、徹底しているように見えます。手加減なしの厳しい指導が行われているのではないかと推測してしまうのです。
登場人物の中の立ち位置が、どこであろうとも徹底して演技を貫き通す姿に感服です。なりふり構わず、あんな美人が?あんなイケメンが?と思ってしまう汚れたシーンにも遭遇します。
あまりにもひどい、ひどすぎる!というような人物設定も見事にこなす姿があるのです。
俳優の取扱い方が秀逸?
韓国における芸能の在り方としてはイメージよりも演技の統制力が強い印象です。迫力を追求し続けるためかワンカットの演技にも抜け目がありません。
あらゆる方向から、たくみなカメラワークで飽きさせないのです。演技力に注目してみてもドラマの中の人物設定を完璧にこなす姿勢が垣間見えます。
うわべだけの演技じゃないことが、じゅうぶんすぎるほど伝わってくるのです。
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検証その5 「魅力」という沼から抜け出せないワケ
韓国ドラマの魅力の沼は深い!深すぎるのです。沼にはまり込んだら最後、抜け出せない。文化の違いやお国柄リンクする部分を無意識に探すからなのでしょうか?
韓流ドラマが魅力の沼をつくり出すカラクリを考えてみましょう。どこか懐かしくピッタリと寄り添ってくれるから。長いセリフで1方向から長回しという撮り方は極めて少ないようです。
セリフが長いシーンはあるものの話し続けるキャストに一点集中型ではありません。長いセリフを話す時表情もしっかりとらえると同時進行で場面展開することがあります。
かならず周囲の反応、相槌ひとつさえ逃さずピックアップしているのです。
演じるというより、もはや怪演?
もはや演じているという域を超越してキャラが取りついているのでは、と思うくらいです。「いちいち」という言葉がぴったりなくらい。(最大の誉め言葉です)
圧倒されるくらい丁寧な人間模様の描写は、物語やジャンル全てに共通しているのが特徴ですね。ドラマが100話以上と長くなってしまうのにも納得せざるを得ません。
時代背景や登場人物全員の生きてきた背景までも、完全に描き切るという姿勢は見事です。キャストを通り越し、もはや監督や脚本家の顔までも垣間見えます。
物語の魅力に溺れていき抜け出せない沼にどっぷり浸かりきり、やっと気が付くのです。もう逃れられない「やみつきの沼」だったのだと。
総まとめ:韓国ドラマを総合的に検証した結果として
国の文化を学べてしまう海外ドラマ検証シリーズは魅力発見が多すぎます。本当に、書ききれません!韓国ドラマについての魅力検証をまとめてみると以下のようになります。
- 脚本、ストーリーには、激しい抑揚がある
- コメディの背景にも、悲しい物語を設定し、深みを加えている
- キャストのキャラ設定が、白黒はっきり徹底している
- 強烈すぎるどす黒い塊の悪と、騙されるどこまでもお人よしの善キャラ設定
- 喜怒哀楽を究極まで表現の追求をしている場面展開
- 一見目まぐるしく変化するようで、本質は丁寧な描き方
- 韓国ドラマの魅力という沼は深すぎる
まだまだ上澄みの部分しか検証していない気もします。生粋の韓国ドラマファンのあなたへ!魅力発見不足な部分について勉強がたりないことをお許しください。
そして新たな発見があれば、どんどん検証していきます!
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ようこそ!縁起物が大好物の松風寿那です。ココロを癒すキレイな色彩で文具から雑貨まで揃えてニンマリ。【好きなモノ】マルチーズ・映画・ドラマ・音楽・お絵描き【寿那的思考】恋愛や人との関わり方について体験を軸に生きるコツをご提案!文字・イラスト・音で表現活動しております!プロフィールはこちら