毒親が巻き込む親子の逆転現象!アダルトチルドレンを克服するために

両親が毒親という環境で育ちました。更に両親ともに毒親に育てられたという世代間連鎖がおこっていたのです。毒親が生み出すアダルトチルドレン(AC)でもあります。

当事者として、その現実を知った時のショックは今でも忘れられません。既に大人になっていたのでこれ以上の世代間連鎖は阻止しなければいけないという使命感に。

環境が作り上げた、アダルトチルドレン(以下ACと表記)本人が体験したことを通じて、今後どのように克服していくのかを考察しながら方法を模索していきます。

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親の役割を代行することで、逆転現象がおこる

毒親の常套手段とも言える親子の役割逆転。親から一番学んではいけない要素の一つでもあります。それ程深刻なことなのに毒親は無意識に子どもに受け継いでしまうのです。

親の代行をしてしまうとは

以下に挙げる主な現象の例の中に心当たりがある項目があれば危険信号ということ。正常な大人への成長を阻害されている可能性があります。

  • 子どもとしてではなく、親を喜ばせなければという使命感がある
  • 褒められたくて頑張っても報われたことがない
  • 親の代行業を自らすすんで、こなしている
  • 親を見ていると、いつも何かが不安で仕方がない
  • 子どもの立場を忘れ、親の不足は自らが補うべきだと思っている

常に親目線で家族を見つめていると言えますね。頼まれてもいないのに子どもとしての役割をすっかり置き去りにして親になりきってしまう。

これが毒親が存在する家族からの恐ろしい影響なのです。子どもは本来安心して親に甘えたりするものですが、逆に親を見ていて不安で仕方がありません。

心身共に、子どもらしく成長できない

小さい時から親のいう事に忠実であることが多いのがACの特徴。大人になっても、その気持ちはブレることがありません。忠実だからこそ認めてもらいたい願望が強いのです。

認めてもらいたいと思うことは、すなわち頑張ったことに対して褒めてもらいたいワケですが。現実に毒親の存在が心身ともに大人への正常な成長を停止させてしまいます。

身体は立派な大人なのに、いつまでも褒めてくれない親に対して認めてもらえるまで努力しつづけてしまうのです。認めてもらおうと編み出した苦肉の策が親代わりになるということ。

親代わりができたと実感した毒親の態度は

毒親は無意識の中で我が子に期待してしまうのです。毒親は連鎖しているので親自体も子どもの頃に甘えられなかった記憶が呼び起こされ結果子どもに受け継ぐことに。

  • 欲しいものを買ってもらうために画策する
  • 旅行に連れて行って欲しいと何気なく伝える
  • 食べたいものが目の前に並ぶよう仕向ける
  • プレゼントしてもらうことが当たり前

親子が完全に逆転してしまうと、我が子の気持ちを踏みにじりながら自らの子ども時代を復活させるように仕向け始めます。無意識の行動なので非常に巧妙な点がポイント。

毒親の願いが実現したときの喜び方は子どもそのもの。子どもの立場でありながら毒親のそういった態度を目にした時には必ず実感してしまうでしょう。

今まさに親子の逆転現象が起こっているのだと。毒親が安心している様子を見て、どこかで安堵しているということは無いか今一度確認してみたいところ。

毒親の側面

もう一点忘れてはならないことは毒親は親の立場であるということ。つまり親の立場を利用して我が子に揺さぶりをかけているのです。しかも巧妙な手口で。

  • 出ていけ、顔も見たくない
  • お前なんか産むんじゃなかった
  • 悪い状況になったのはお前のせいだ
  • 普段の行いが悪いから痛い目にあえばいい

本来小さな子どもの場合は、欲しいものがあったり親に甘えたい時に泣いたりして意思表示することがあるのですが、まさに幼児レベルのことをやりのけてしまうのが毒親。

我が子を見捨てるそぶりを見せつけるのは毒親として見捨てられたくないという感情があるから。ワガママを履き違えて無意識に脅しにかかると言う点が非常に巧妙な点。

引きこもりを生み出す可能性

親子間の行き違いはありがち。だからこそ子どもには反抗期という思春期特有の気持ちの変化が訪れます。ただし毒親でも無く世代間連鎖でもない場合の話。

毒親を持つ家庭の場合は、子どもが親に対して必要以上に従順になる傾向があります。反抗期も一見あったように記憶しているのですが、現実は無いも同然。

毒親の洗脳力があまりにも強く反抗できないフラストレーションが不登校や引きこもりを生み出す結果に。強力なストレスから一家離散に追い込む事件に発展することも。

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正しい親子間の愛情は何歳からでも育て直すことが可能

毒親を持つ子どもは非常に敏感に育ちやすいのが特徴です。感受性豊に育つことが唯一のメリットだと言えるでしょう。唯一の利点とも言える感受性を活かす方法があるのです。

毒親の影響力

毒親が無意識に子どもを傷つけていることは前述のとおり。無責任な言葉を我が子に投げつけることが平気で出来るのです。無責任な言葉には愛情がありません。

愛情の無い言葉は子どもが大人になっても深い傷として残ります。幾度となく傷を受けながらも子どもは不安の中で育っていくしか方法がないのです。

毒親であっても親には変わりがないので信じるしかないから。信じるからこそ愛情を求めてしまうんですね。毒親は我が子の気持ちを汲み取るつもりでも逆の行動を起こしがち。

毒親自らの過去に自分自身を重ね合わせることで我が子に幸せに向かうためのレールを進めと洗脳し続けるのです。わが子が別人格であり一つの「個」であることを忘れているから。

迷走する毒親

子どもの立場としては気づく余地だって、方法さえ無いでしょう。大人になって、やっと毒親の存在を知る事になるのです。気づいた者から我が子にかける言葉を選ぶように。

毒親は自分自身が大切。我が子には不安や悪口、イヤミを平気で言い放ってしまうのです。特に世代間連鎖している親の場合、本当の愛情の与え方がわかりません。

毒親自体が愛情に飢えているので我が子に愛情をもとめてしまう。結果歪んだ親子関係になりがち。親であっても子どもの立場であっても努力し始めるのに遅いということは無いのです。

親子関係の立て直しのために

世代間連鎖を防ぐ方法として以下のような行動を始めてみませんか?毒親自身が気づいて行動するのが理想ですが子どもの立場からでもアプローチできます。

  • 笑顔で優しく話しかける
  • 手を握る
  • 背中を優しくなでる
  • 肩を抱きしめる

次の世代に愛情不足という同じ過ちを繰り返さないために今日から試してみましょう。実際の行動がココロに伝わって愛情に変化していくのです。

個人的には心理学の専門家が介在している状況下にあります。専門家が不在の場合は気づきにくい部分もあることでしょう。でも今はネットなど情報が豊富に受け取れる時代。

専門家の介在の仕方は多様化しています。独学でも専門家に学ぶ場合も程度は変わらないと言えますね。親子間の愛情の育て直しは何歳からでも始めることが可能なのです。

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親の役割を奪うことは、親になるチャンスを奪うこと

毒親の家庭にありがちな親の目線でモノゴトを考えること。それは親本来の役割を奪っていることにもなるんです。すなわち毒親であっても親になるチャンスはあります。

本来の子どもの役割って?

  • 子どもは何歳になっても親の子どものままで良い
  • 子どもは親の悪口を聞く道具ではない
  • 時に友達のように仲良くなることは良いこと

親にとって我が子はいつまでも子どもであるべき。ですから子どものままで親の前で振舞っても良いのです。毒親のために親の立場になる必要はありません。

子どもの立場でいるべきなのに、家族の中で親の役割や責任を負う必要は無いのです。毒親を持ったからこその親子逆転現象は子どもにとって不安と共に苦しさを伴うもの。

毒親は我が子にも関わらず愚痴や文句を言うこと自体が甘えでありストレス解消にもなり得ます。子どもの立場では毒親でも親だという意識から突き放すという概念がありません。

親を尊敬することは良いことですが、毒親の両親がお互いの悪口を言ってくることに対して、毎日聞く耳を持たなくても良いのです。逆に愚痴を言うくらいがバランスもとれますね。

本来の親の役割とは?

基本的に子どもは親と立場を変えられません。親が愚痴を言う相手を求めるのなら我が子ではなく、親自身が愚痴仲間という友人を見つけることが先決。

親として世代連鎖を防ごうと思った場合は我が子に愚痴を言ってしまう前に考えたいもの。愚痴話の相手としての役割を背負わせることは厳禁です。

子どもは本来、親の感情全てを責任持って背負う必要が無いのですから。親の気持ちを先回りして察してみたりアンテナを張り巡らせる必要もありません。

親としての役割は、例えば愚痴を言いたくなったら夫婦の問題としてお互いに解決の糸口を見つけるために話し合うべきであって、子どもを参加させてはいけないのです。

親子であっても、個人それぞれが自分自身の体験によって生きている

良好な親子関係とはどういうものでしょうか。親も子どももそれぞれが「個」であることが重要なのです。個人の人生を自分自身だけの体験として生きていきましょう。

良好な親子関係を継続するために

  • 親子である以上、大人になった子どもが甘えるのはOK
  • 親にワガママを言ったり、時折不機嫌な顔をしてもOK

通常の親子関係を保つ秘訣は親子関係の正常化に努めることです。親子という上下の関係は一生変わりませんから親に甘えるという行為は良好な親子関係にとっても必要なこと。

大人になったけれど子どもが親に成り代わる必要なんて無いんです。水が上から下に流れるのが自然なことと同じ。通常下流から上流に流れることはあり得ませんよね。

時にはケンカになることもあるでしょう。本来の親子という立場を入れ替えなければOKなんです。ケンカを避けたい場合は、物理的に離れたり時間を置くというのも一つの方法。

感情を大切にしながら時には親を突き放しても良いんです。子どもの立場である以上は罪悪感を持つ必要はありません。毒親だからこそ尊敬という恩義を感じてしまうのですね。

子どもは尊敬や崇拝よりも「感謝のココロ」が大切

本来親の立場なら我が子からの感謝を求めているわけではないのです。我が子を愛情をもって育てることが当たり前だから。成長した後に何かを期待してくるのは毒親だけ。

本来の親の立場ならあり得ないこと。子どもの立場として感謝の気持ちをココロにいつも持ち歩いていればOKなんです。もし親に何かあったらという不安も持つ必要はありません。

毒親の存在があると、どれだけ後悔しても足りないくらいで罪悪感さえ持ってしまいます。ただ単純にココロを尽くすことが出来ればOK。それだけで良いんです。

親は親の立場として、子どもは子どもらしく自分自身に自信をもって人間関係を築いていくことが重要。「個」としての独自の世界観をつくっていきましょう。

見捨てるのではなく、見守ることこそ、あらゆるチカラが必要

毒親である母を見ていると「時々気弱に見えるので、つい手を差し伸べたくなる」のです。そして差し伸べた後にツラい事を言われたりするとますます罪悪感にさいなまれます。

毒親と物理的に離れるのが正解なのか

毒親日記などの本を拝見していると、毒親を卒業するには物理的に離れることが一番の近道だと書かれています。ツラい気持ちで毎日過ごしたくない気持ちも分かるのですが。

離れることで本当の意味で毒親卒業と言えるのかは疑問が残ります。もちろん完全なる自立という意味では立派に独立するので自我と向き合えるメリットはあるでしょう。

人生100年と言われている昨今。独立したからと言って親子関係が切れるワケではありませんよね。核家族で親戚も少ない場合は尚更です。

最後の瞬間まで「もう縁を切りましたから」と言い切れるのでしょうか。また毒親の子どもはココロに傷を負っている場合が多いので物理的に家を飛び出すことが不可能な場合も。

優しいココロで見守ること

毒親だからと縁を切ることを優先したり、親に関することは全て見限るのかどうかは意見が分かれる部分でもあり、慎重に考える必要があるでしょう。

慎重に考え熟慮した結果、やむなく家を出るという選択も確かに効果的かもしれませんね。今後人口が減っていく日本の現状を加味するワケではありませんが。

沢山の親戚に囲まれている場合を除いて「見守る」方法も選択肢に入れてみましょう。確かに一緒に同居していると、弱った親を目の当りにして自分のせいだと思い込みがち。

余計な罪悪感を持たずにACならではの優しさを活かしてみたいもの。何も物理的に離れるだけが方法ではありません。ココロを自立させれば良いのです。

子どもであることに徹し、ココロに強いチカラを持つこと

毒親に自覚がない場合、困ったことに他力本願な部分が目立ち始めます。それは年齢を重ねるごとに寂しさの裏返しとしてわが子にツラく当たるしか方法がないのでしょう。

  • お前が〇〇してくれないからだ
  • 不調の原因はお前なんだ
  • 見捨てようとしているなんて残酷だ

寂しさの他に心細さや体調の衰えなどの不安から上記のような言葉しか言えないなんて悲しいことですね。だからといって子どもとしての立場が逆転するワケではありません。

強いココロを持って挑むことが大切。気持ちを強く持てば子どもとしての立場を守れるのです。以下のような項目を意識して親とのコミュニケーションに臨むことです。

  • 罪悪感からのクセで、すぐに謝ったりしないこと
  • 親の問題に介入せず見守ることに徹する
  • ココロは優しいままで、強く自立した幸せを目指すこと

毒親の言うことを黙ってスルーしてみるんです。真に受ける必要もありません。時には逆に毒親の言動をマネして様子を見るのも有効な方法。

常に毒親のレールの上を歩かされてきましたよね。少しでも脱線することは許されず、何度も謝ってきたはず。そのクセを矯正的に治しましょう。

謝らないことです。この際ですから「すみません」や「ごめんなさい」は禁句にしてしまいましょう。

まとめ

毒親は常に子どもを支配下に置きたいと考えています。子どもの立場を強く持って想定外の反応をすると急に気弱になって攻撃の方法を変えてくるはずです。

毒親自身も自立が必要なんですね。ですから屈したりせずに様子を見ながら子どもとしての立場を少しずつ取り戻していきましょう。きっと罪悪感とサヨナラできるハズ。

あの手この手で対策を練ってくる毒親に対抗するべく強い意志を持つこと。毒親の元に生まれたのは偶然でも必然でもなく、世代間連鎖は今や当たり前の時代なのです。

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