2018-12-04

社員旅行に行きたくない?幹事になってみて社内交流の意義を考えた

社員旅行という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょう。社員同士のコミュニケーションを重視する会社は福利厚生の一環として社員旅行を実施しています。

 

 

そのために給与天引きで積み立てしていたり。職場での忙しさでコミュニケーションより、まともに休日が欲しい!なんて個人的に思ったりするんですけど。

 

ある日突然上司に呼ばれました。なんだろう、この前の書類のミスはちゃんとチェックしたし、お叱りを受けるような心当たりがなかったんです。

 

「君さ、今度の社員旅行の幹事、頼むわ」

 

青天のヘキレキとはこういうことを言うんだ。人生初の衝撃、頭に5トンくらいの隕石がぶつかったような、もう頭真っ二つ、もとい真っ白です。

 

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社員旅行は嫌われる?

 

真っ白だから何も考えられないワケでもなく。むしろ何人もの私が「意義アーリ!」なんて一斉に叫んでました。でも当然のことながら上司にそんなリアクションをとれるわけありません。

 

ただ小さく「ハイ・・・」なんて言ってしまったんです。職場で周りを見渡してみるとプライベートを充実させたい同僚ばかり。協力を仰げばきっと嫌味の100や200くらいは言われることでしょう。

 

困った、どうしよう、どうしたらいいんだー!もはや、どうやって自分のデスクに戻ったのかさえ思い出せません。

 

同僚の冷たい洗礼

 

「どうした?」「何の話だった?」同僚たちの目はなぜかキラキラしてます。そり、聞きたいでしょうね、上司に呼ばれた私の気持ちなんて心配するわけがないですし。

 

この不幸話を聞きたくて仕方がないんでしょう。もう言ってやりましたよ。「今度、社員旅行の幹事やれってさ・・・」と言い放った途端でした。ん?なんだろう、なぜ反応がない?

 

同情の雰囲気さえ漂ってこない。そうです、彼らは完全に気配を消していました。

 

泣きっ面に幹事

 

彼らがついさっきまで私に注いでいたキラキラした目は完全に私から見えない角度にそらされ去っていく彼らの背中には「絶対に話しかけるなよ」という文字が浮かびあがっていました。

 

ひ、ひどい、せめてナガイ君は同期じゃない!本心じゃなくたっていいのよ!ウソでもいいから同情するフリくらいしてくれたっていいのに。もう本当に泣きたくなりました。

 

さらにその日は仕事する気がゼロ、むしろそれ以下になりましたよ。

 

同期の協力

 

幹事という上司からの熱い(?)要望に答えるべく協力者たちを確保する必要がありました。幸い営業本部にヒロコちゃんという同期がいまして本部長のお気に入りだともっぱらのウワサでした。

 

これは必ずヒロコちゃんゲットだ!まずはヒロコちゃん攻略作戦から始動です。内線でヒロコちゃんに「あのね、実はね・・・」と話し始めた時ちょっと違和感がありました。

 

「知ってる、幹事になったんでしょ?」ウググっ!誰やね~ん!受話器を片手に私はハニワ顔で固まってました。

 

意外な反応

 

じょ、情報早すぎじゃないの?ちょっと誰に聞いたのよ!間もなくというよりハッと思い出したしたのは同期のナガイ君の存在でした。

 

「そ・・・そっか、ナガイ君に聞いたんだ?」

 

「違うよ、社内メールだよ」ヒロコちゃんは、そう言いながらヒントもくれました。

 

「社内メールで、募集してみたら?」

 

そうだその手があった!よっしゃー!やるぞー、オー!また頭の中には何人も私が登場して「必勝」とかハチマキ巻いてコブシを突き上げてました。

 

世の中、モノ好きな方もいらっしゃるものです。経理部のトシコ先輩に人事部のカワカミ君が名乗りをあげてくれました。もちろん同期のヒロコちゃんも巻き込み成功です。

 

ヒロコちゃんのおかげでナガイ君も参加してくれるみたい。やる気はないけど。

 

幹事レンジャー始動!

 

同期がふたりと後輩ひとり、モノ好きな先輩がひとり幹事グループとして5人結成です。先日の絶望はどこ吹く風。いやはや、心強い。きっと私の日頃の行いが良かったのでしょう。

 

なんて絶対言いませんけど。

 

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幹事代表?

 

社員旅行なんて行きたくな~い派だった私。かなり気が重かったんですね。特に幹事になってそもそも社員旅行というイベントに参加することに抵抗を感じていたのに。

 

そんな私が、果たして良きプランを立てることができるのか。毎日仕事で気が重いのにさらなる重圧に押しつぶされそうです。職場で人間関係に悩んでいたらきっと出来なかったでしょう。

 

気が進まないことにチャレンジすることができたのは5人体制となった幹事グループが私を支えてくれたからでした。嫌だなって内心思いながらも協力してくれるメンバーのため!

 

頑張ってひと踏ん張りすることにしたんです。職場だけの人間関係だと割り切って仕事していただけにメンバーとのコミュニケーションはトシコ先輩のフォローが無ければあり得ませんでした。

 

想像するだけで恐ろしい。モノ好きなトシコ先輩がいなければ、社員旅行の企画なんて絶対ムリでした。

 

社内交流の意義

 

 

社員旅行とは社内で普段会話さえもしないような離れた部署とも交流ができる唯一の機会なんだとそれは理解できるんですけど。同僚の冷遇ぶりにやる気ゼロのままだったんです。

 

単純に社員旅行って楽しみ~っていう社員も沢山いるのも事実。幹事になる前には同僚たちのいろんな思惑を聞いていたこともあって社内交流への期待値が高いことも知ってました。

 

給与天引きされている以上福利厚生の一環として全員参加という感覚が定着してます。特に幹事に任命された以上社内交流への重圧や責任が半端ない!

 

名乗り出た立場ならまた違った見方もできるでしょうけど上司の好みのリサーチなんて同期のヒロコちゃんに丸投げです。ごめんね、ヒロコちゃん至らない同期で。

 

もしあなたが突然幹事に任命されたなら周囲のわがままな要望にどこまで応えられるでしょうか。まさに幹事グループ結成を聞きつけた同僚たちは言いたい放題です。

 

旅先はどこがいいとかどんな施設に行きたいとか、上司でもないのに好き勝手言ってくれます。そのたびにあんぐりハニワ顔で聞き流すしかない、キリがないですから。

 

後輩のカワカミ君は情報通で「ネットとかで利用できるモノは活用しましょう」なんてもはや先生ですよね。何から手をつけたらよいかわからず右往左往しているのを見かねていたんでしょう。

 

ありがたいね~なんて思いながらカワカミ君のアドバイスも受けました。ヒロコちゃんリサーチによれば上司はそれなりに「わがまま」な要望があったらしく。

 

カワカミ君が出動することによって困難にお思える要望でも対応できて社員旅行としてしっくりくる旅先の候補が上がってきたんです。万歳!ネット社会。

 

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幹事の仕事

 

幹事グループメンバーに教わりながら時に背中を押されたりダメ出しされながらやってみたことで幹事の仕事の大変さを痛感したのですメンバーに丸投げするつもりだったのに。

 

思惑は見抜かれて失敗しましたけど。そこで幹事としてやったことを主な流れとともにご紹介しましょう。

 

  • 日程、旅先の地域や場所を決める
  • 内容、タイムスケジュールを立てる
  • 移動手段や食事などの時間配分
  • 予算、経費の算出
  • 福利厚生として、交通費、宿泊費、施設体験費用、食事代、イベントの景品
  • 参加人数の調整、確定後に予約
  • 予約完了は、書面やデータ化して確認
  • 行程表作成、出発から帰りまでの流れと、旅先でのイベント予告
  • 宿泊先、緊急連絡網

 

大まかな旅先が決まったらおすすめプランをリストアップしてくれるサイトがあったり「旅行のしおり」がお手軽に作れるサイトもあります。宴会プランもこれはお節介?なんて思うくらい豊富。

 

思わず見入ったり、ヌハハっなんて笑ったりしてしまいました。幹事代表として、いえ幹事メンバー主導のもと無事に準備万全で社内旅行というイベントに臨むことができたんです。

 

やっぱり私の日頃の行いが良かったとしか思えません!そんなことをつぶやくときっと後頭部をアターック!なんてされそうですけど。

 

まとめ

 

もうやることいっぱいというのが正直な感想です。ただ無事に帰宅できたことを確認した後の疲労感はすごかったです。後日しばらく仕事が滞ったことを幹事だったことを理由にしつつ。

 

補足事項として後日の会計報告はきっちりしました。これも便利な計算ソフトを活用しつつ幹事としての役割を完了させることができました。

 

便利なツールは活用すべきだと思いましたけど幹事としての学びがあったのも事実です。今回学んだ社員旅行の意義とは以下の通りです。

 

  • 部署問わず、ボーダレスなコミュニケーション
  • 同期の本心を良くも悪くも、垣間見ることができる
  • 旅の行程は、団体行動でチームワークが必須
  • 円滑に社員旅行の行程をこなすのは、参加者全員

 

幹事をしたからといって社員旅行が好きになったのかというと正直なところ微妙です。幹事目線で社員旅行を見守ったことは貴重な経験でした。

 

企画から実行までの流れはあまりにも目まぐるしく筆舌に尽くしがたい。幹事レンジャーの面々には感謝以上の特別な気持ちがあります。

 

最後まで上司が私を幹事に指名したワケを知ることはできませんでしたが幹事として社員旅行で引率役をしたことで意義を知る機会をいただいたのだと思うことにしています。

 

「社内交流が必要なのか」という是非よりも私自身が幹事を体験したことで成長したことは言うまでもありません。

 

※登場する人物名はすべて仮名です

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